新型コロナウイルス感染症の拡大により、航空機産業は大きな影響を受けましたが、今後、旅客需要の回復に伴い、航空機需要が大きく伸びることが見込まれています。一方で、新興国のサプライヤーにおいて、一貫生産体制への転換が進んでいることなどから、世界的なコスト競争の激化も予想されます。
そこで、当地域のサプライヤーの国際的な競争力強化を図るため、取りまとめ企業(インテグレーター)を中心とした一貫生産体制の構築に向けた勉強会及び演習講座を今年度から新たに実施します。航空機産業で一貫生産体制の構築を目指す企業の方は、是非、御参加ください。
1 実施日程・内容
(1)ワークを交えた勉強会(全3回)
航空機産業の動向や最新技術等についての講義のほか、演習実施に向け、自社分析などのワークを行います。
回数 |
日 時 |
テーマ |
内 容 |
第1回 |
2023年 |
外部環境認識 |
航空機産業の各種動向把握 |
第2回 |
8/9(水) |
内部環境認識 |
外部環境を踏まえた自社の強みと弱みの分析 |
第3回 |
9/15(金) |
事業モデルの検討 |
内部及び外部環境を踏まえた事業モデルの策定 |
(2)一貫生産体制構築に向けた演習(全5回)
航空機部品の模擬図面に基づき、インテグレーターを中心とした各グループで生産体制の対応方針や役割分担の検討・決定、見積作成、顧客への提案まで、一貫生産体制の流れを演習します。
回数 |
日 時 |
テーマ |
内 容 |
第1回 |
2023年 |
一貫生産体制に取り組む県内企業の視察 |
一貫生産体制の成功事例と要点の把握 |
第2回 |
10/20(金) |
一貫生産の連携構築 |
一貫生産グループの対応方針、役割分担等の検討 |
第3回 |
11/8(水) |
引合に対する見積作成 |
実ビジネスでの引合を想定したRFP※や図面に基づく見積 |
第4回 |
12/4(月) |
提案まとめ |
一貫生産グループとしての見積結果及びアピール内容検討 |
第5回 |
2024年 |
想定顧客への提案 |
一貫生産グループとしての提案発表、課題と改善案の検討 |
※RFP(Request For Proposal:提案依頼書)
業務委託等を行うにあたり、発注先候補の会社に具体的な提案を依頼する文書。
2 会場
・勉強会(全3回)及び演習(第2回~第5回)
愛知県産業労働センター(ウインクあいち) 18階 セミナールーム
(名古屋市中村区名駅4-4-38 電話:052-571-6131)
・演習第1回
参加者にのみ日時・場所を御案内します。
3 対象者
愛知県内に本社機能若しくは航空機産業に関する製造、設計、開発、営業等の拠点を有し、航空機分野で取引拡大を目指す企業又は近隣県に航空機産業に関する拠点を有し、県内中小企業との取引拡大を目指す企業で、以下に当てはまる方
・中小企業の経営者及び幹部候補
・航空機分野で企業間連携による事業拡大を担当する方
なお、勉強会のみ又は演習のみの参加も可能ですが、原則として、勉強会全3回、演習全5回はそれぞれ全て御参加ください。勉強会及び演習の両方を受講されることを推奨します。
4 定員
(1)ワークを交えた勉強会
40名程度
(2)一貫生産体制構築に向けた演習
インテグレーター |
4社8名程度 |
インテグレーター以外 |
16社32名程度 (インテグレーターを中心とするグループに分かれて参加いただきます。) |
・いずれも各社2名程度。
・申込者多数の場合は、県内企業を優先し、コンソーシアム事務局が申込記載事項等から総合的に判断して選考します。
5 参加費
無料
6 申込方法
以下から申込用紙をダウンロードし、必要事項を記入の上、「8 申込・問合せ先」にメールでお申込みください。申込期間終了後、勉強会第1回開催までに参加可否を御連絡します。
7 申込期限
2023年7月12日(水)
8 申込・問合せ先
三菱重工業株式会社 民間機セグメント 営業推進部 事業化グループ 武郷(ぶごう)(コンソーシアム事業委託先)
メールアドレス:takahiro.bugo.jp@mhi.com
電 話:080-8652-8517
9 チラシ
以下からチラシをダウンロードできます。